2003-05-20 第156回国会 参議院 武力攻撃事態への対処に関する特別委員会 第3号
○筆坂秀世君 そんなことは当たり前のことで、武力行使に踏み切るんだから閣議決定もある、当たり前の話です、そんなことは。国会の承認も得る、当然のことです。無限定でされたら困りますよ。当然のことなんだ。だから、結局あり得るということでしょう、今の答弁は。あり得るということでしょう。 問題は、武力攻撃予測事態のときにはじゃどうするのかということです。 石破長官はこういうことを衆議院で我が党の木島議員の
○筆坂秀世君 そんなことは当たり前のことで、武力行使に踏み切るんだから閣議決定もある、当たり前の話です、そんなことは。国会の承認も得る、当然のことです。無限定でされたら困りますよ。当然のことなんだ。だから、結局あり得るということでしょう、今の答弁は。あり得るということでしょう。 問題は、武力攻撃予測事態のときにはじゃどうするのかということです。 石破長官はこういうことを衆議院で我が党の木島議員の
○筆坂秀世君 我が国になることもあるということです、つまりね。 しかし、この周辺事態法には幾つかの制約がありました。例えば、後方地域支援を行うが戦闘地域には行かない、アメリカの武力行使と一体化しない、もし危なくなればこれは回避する、ありていに言えば逃げるという、こういう制約であります。 では、海外に展開している自衛隊艦船が武力攻撃事態法の下で武力攻撃を受ければどうなるか。これについては、それが組織的
○筆坂秀世君 有事法案は、衆議院において与党と民主党との間で修正に合意して本院に送付されてきました。しかし、私は、修正によってこの法案の危険な本質は何も変わっていないと、こう思います。最大の問題は、有事法制制定の取組を加速させることになった九七年の日米防衛協力指針、新ガイドラインとその具体化である周辺事態法との関係であります。 そこで、まず総理に確認的に伺いたいと思うんですが、周辺事態法というのは
○筆坂秀世君 今、総理は九・一一のテロのことをおっしゃいました。 総理が今回のイラク攻撃に当たって国会で報告をされましたが、その中で総理はこういうふうに述べておられます。一昨年九月十一日の同時多発テロ以来、国際社会はテロリストが核物質や生物兵器、化学兵器を入手した場合の恐怖を強く認識するようになったと。これはそのとおりだと思うんですね。問題は、だからイラク攻撃が許されるんだという見解に私はこれはつながっておると
○筆坂秀世君 テロによって罪なき人々が命を奪われる、これはもちろんあってはならないことです。私たちもテロは根絶しなければならないという立場に立っています。 しかし、だからといって、アメリカが行う戦争で罪なき人々の命を奪ってよいという理屈にこれは当然ならないということはもう総理も重々御承知のことであります。しかし、現実には一般市民が多数命を落としている。 私は、そこには二つの大きな理由があると思います
○筆坂秀世君 世界の多数の国々、人々が反対する中で、アメリカによるイラク攻撃が始まって五日目を迎えました。 世界がなぜイラク戦争に反対するかと。最大の理由の一つは、やはり罪なき人々への犠牲が避けられないということにあると思います。アメリカは、罪のない人々が犠牲にならないよう最大限努力するというふうに言っています。しかし、本当にその保証はあるのかと。 実は、アフガン攻撃のときにも、アメリカは同様のことを
○筆坂秀世君 だから、私が聞いているのは、七日に結論出すか八日に結論出すか、それは知りません。それはこれからの協議です。当たり前の話です。 問題は、この新決議で、総理は、これでイラクの出方次第では武力行使もあり得ると、そういう決議だというふうにおっしゃっているわけでしょう。そういうことですね。
○筆坂秀世君 イラクが自ら武装解除すれば武力行使の必要はなくなるというのは、これは当たり前の話ですね、自ら武装解除するんですから。そうじゃないときにはつまり武力行使もあり得るという、そういう決議だというのが総理の認識だということですね。
○筆坂秀世君 午前中の質疑、審議で自民党の谷川委員から、何の証明もなく、我が党があたかも医療生協を組織ぐるみで選挙に使っているかのような印象を与えようとする質問がありました。我が党は、医療生協であれ、どんな組織、団体であれ、日本共産党への推薦、支持を求めたことは一度もありません。ぐるみ選挙というなら、KSD事件あるいは特定郵便局長のOB会のぐるみ、自民党こそ得意中の得意じゃありませんか。 また、病院
○筆坂秀世君 この外務省の報告を拝見しますと、入札参加資格を有するほかの三社というふうにありますね。この入札参加資格を有する他の三社、つまり渡辺建設工業、犬飼工務店以外の他の三社とはどこですか。
○筆坂秀世君 私は、外務省と鈴木宗男議員をめぐる問題について幾つか質問をしたいと思います。 鈴木議員と外務省をめぐる外務省の調査報告によりますと、いわゆるムネオハウスについて、この仕事を受注した渡辺建設、犬飼工務店、このほかに四社が入札説明会に参加したというふうにありますけれども、この四社とはどこですか。
○筆坂秀世君 要するに、統一見解は出せないということですよ。つまり統一していないからですよ。つまり食い違ったまま、そのままだということです。 要するに、食い違ったままでこの問題を放置するというのは、真相はやぶの中に閉じ込めるということにこれなるわけです。当然ですね。そのために、そのために当事者である田中外相の首を切ったということですよ。閣僚ならここでしゃべることになりますから。 しかし、そんなことで
○筆坂秀世君 要するに、結局統一見解は出せなかったと、出したのは食い違い見解を出したということですね。今おっしゃった理事会に出したのもこれ統一していないですよ。違っておるということを証明する文書が出てきたと。 統一見解はいつ出すんですか。
○筆坂秀世君 私は、アフガン復興国際会議をめぐるNGOの出席拒否問題、それをめぐっての今回の田中外務大臣の更迭問題に絞ってお伺いしたいと思います。 今回の事態の直接の原因というのは、田中外務大臣と野上事務次官の国会での答弁が食い違っているということでありました。これについては官房長官が衆議院の予算委員会で統一見解を出すというふうに約束をされました。出してきた政府見解は、しかし統一見解じゃありません
○筆坂秀世君 だから、一般論として見た場合に、そういう五千円、幾ら金を配っても構わないと。だって金配るのに、意思曲げるために金配るんですよ。意思どおりだったら金なんか何で配る必要がありますか。当たり前じゃないですか。だからあってはならないことでしょう、それは。
○筆坂秀世君 だから、五千円出してその組合員の意思を曲げる、あるいは仕事を通じて圧力をかけるというふうなことは組合員の自由な意思を損なうわけですから、自由な意思の表明を損なうわけですから、これは当然あってはならないことだということでしょう。
○筆坂秀世君 今、少し出ましたけれども、川辺川ダムについて伺います。 あす球磨川漁協の臨時総会があるんですけれども、それをめぐって地元では大問題になっています。中でも大きな問題になっているのがダム建設容認派によるなりふり構わぬ多数派工作、これが大変問題になっている。私も先日現地に行ってきました。現金五千円を出してダム建設に伴う補償案、これに賛成させるための書面議決書を提出させるということもやられている
○筆坂秀世君 総理もおっしゃったように、九月十一日のテロ、これはもう全く許しがたい行為で、やはり今、テロ撲滅というのは二十一世紀に人類が安全に生存していく上での根本条件の一つになっていると、それぐらいこれは大事な問題だというふうに私たちも考えています。その際に国際社会がどう対応するか、これも今問われていると、こう思います。 武力行使ですべての問題が、テロ問題で解決できると、こう考えている人は恐らくいないでしょう
○筆坂秀世君 きょうの新聞を見ましたら、アメリカのマケイン上院議員は、誤爆は避けられない、こういう発言をされています。実際に、例えばこれまで過去を振り返っても、ユーゴ空爆のときには中国大使館が誤爆される、たくさんの方が死傷する、こういうことがありました。私は、今後もこうした誤爆というのは避けられない、しかも、さらに戦火が拡大するということになれば、これは無実の人々がさらに一層犠牲になる、こういう事態
○筆坂秀世君 米軍などによるアフガニスタンへの攻撃が八日未明に開始をされました。大変残念なことですけれども、多くの人が危惧していたとおり、国連の委託を受けて地雷の除去作業に当たっていたNGOの職員四名が死亡する、あるいは四人が負傷する、こういう大変残念な事態が生まれました。 まず最初に、総理に、この点についてどう受けとめておられるか、これを伺いたいと思います。
○筆坂秀世君 私は、こういうときにこそ政府が、総理が大いにリーダーシップを発揮してそういう決断を直ちにやられてこそ、国民の期待にこたえることになるというふうに思います。 そして、もしここで控訴をするということになれば、これはあなた方はこれまで重ねてきた罪をさらに重ねるということにならざるを得ない。私、このことを指摘して、次の問題に移りたいと思います。 次に、機密費問題についてであります。 総理
○筆坂秀世君 報道によりますと、国は一たん控訴した上で和解の協議に入る、こういうことも検討されているというふうに言われています。しかし、一たん控訴するというのは、この熊本地裁判決を確定判決ではなくしてしまう、こういうことになる。そして、国の責任はない、人権侵害はなかったという立場に国が立つということになるわけであります。元患者からはこういう報道に対して、我々の死を待つのかという叫びの声も上がっています
○筆坂秀世君 まず最初に、ハンセン病判決について総理に伺いたいと思います。 先般、熊本地裁がハンセン病問題について、元患者側の全面勝訴の判決を言い渡しました。ハンセン病患者に対する強制収容、強制労働、断種、中絶、懲罰監禁等々、文字どおり筆舌に尽くしがたい人権じゅうりんは九十年の長きに及びました。やっと太陽が当たった、やっと本名に返れる、やっとふるさとに帰れるというのが元患者の方々の痛切な声であります
○筆坂秀世君 国会で指摘されたことでしょう。東京、埼玉、千葉、神奈川の豊明支部の代表者が、聞いたら、私なった覚えがない、自民党にだって入った覚えないと。まず、この四人に直接聞くのは当たり前でしょう。 私、きょう、一人電話しました、千葉の代表者に登録されている方に。二月九日から一度だって自民党から問い合わせがあったことはないと。何にもやっていないんですよ。 それは、何十万という党員を一人一人調査するのは
○筆坂秀世君 我が党の志位委員長が衆議院の予算委員会で指摘したのは二月九日です。もう一カ月たっているんですよ。まだそれが報告するだけの調査が進んでいないと。 私、じゃ具体的に聞きますが、あのときに四つの豊明支部、この支部代表者というのが、我々が調査したところ、支部代表者になった覚えはないとか、自民党に入党した覚えすらないという回答をする方もいらっしゃった。 四人に当たるのは、一日、二日あればすぐできることですよ
○筆坂秀世君 最初に、まずKSD汚職について聞きたいと思います。 村上、小山両前議員が受託収賄容疑で逮捕されました。逮捕容疑というのは、KSDがやっているアイム・ジャパンという海外の研修生受け入れ事業あるいはものつくり大学、このために有利に取り計らうというので請託を受け、二人合わせて約一億円のわいろを受け取ったというのがその容疑であります。しかし、KSDが村上、小山両議員のために行った働きというのは
○筆坂秀世君 自民党東京都豊明支部があなたのために集めた党員の数というのは、九八年には約九万人です。当時、東京全体の党員の数はどの程度だったか御存じですか。
○筆坂秀世君 要するに、真実を述べることをあなたは拒否しているということになるんです。論理的にそうでしょう、あなたは真実は潔白だと言うんですから。何でそれを述べることができないのか。それは、あなたが真実を述べれば潔白じゃないということに論理的になるじゃありませんか。それはいいでしょう。 あなた、先ほど幽霊党員の問題について、総裁選挙のときに写真週刊誌で初めて知ったと、こういうふうにおっしゃいましたね
○筆坂秀世君 先ほど来証人の証言を聞いていますと、五千万の資金提供だとかあるいは事務所経費、秘書給与の肩がわりについて証言を拒絶されています。 私、その理由が全く道理がないと思うんです。あなた冒頭に、私は司法の場で身の潔白を証明すると、こうおっしゃった。ということは、真実はあなたは身の潔白だというふうに思っておられるわけでしょう。そして、ここであなたは宣誓して真実を述べるとおっしゃった。真実を述べることがなぜここでできないんですか
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、国政の幾つかの重要課題について森総理に質問いたします。 質問に先立ち、病床にある小渕前総理に対し、幾たびかの論戦を行った者としても、一日も早く回復されることを心から祈念するものであります。 また、小渕前首相が緊急入院されて以降の官房長官の発表に重大な虚偽や隠ぺいのあったことが明らかになっていますが、これは今後の内閣発表への信用にかかわる問題であり、事の経過
○筆坂秀世君 いま一点お伺いしたいんですけれども、日比谷線の台車も、さっき言いましたように住友金属工業、都営地下鉄もやはり住友金属工業、大阪市営もそうですね。しかも、都営地下鉄の場合には、二百五十四台の車両のうち、住友金属工業が製造した車両百六十八台から発見されているんです。ですから、この車両のあるいは台車の型式ということだけではなしに、住友金属工業がどうもやったものは率直に言って危ないというのが少
○筆坂秀世君 やはり同じ台車が九台亀裂が生じていたと。 問題は、こういう事故が発生しても運輸省にも報告されていなかったということです。なぜ報告されなかったかというと、現在の鉄道事故等報告規則、これを見ますと、こういう場合には報告するケースに入っていないんですね。 ただ、この最初のひび割れの発見というのは、乗客が気づいているんですね。乗客が異常音に気づいて、そして調べてみるとひび割れが生じていたという
○筆坂秀世君 まず最初に、地下鉄の事故問題に関連してお伺いしたいと思います。 昨日の都議会で、都営地下鉄十二号線のリニアメトロタイプと言われる車両の台車に大量にひび割れが発生していたということが明らかになりました。このひび割れが発生していた車両の台車というのは、日比谷線の脱線車両とメーカーは同じで住友金属工業であります。 二年間にわたる検査で七十七カ所のひび割れが発見されている。中には、補修したけれども
○筆坂秀世君 いま一つ、これは新聞でも指摘されてきたことですけれども、脱線するかどうか測定する重要なメルクマールとして脱線係数というのがあるそうで、これは営団の日比谷線の場合には事故を起こした車両が搬入された八八年春に実施されている。その測定結果は、管理値〇・八を超えていなかったということです。しかし、この脱線係数の調査というのが、その後、この間十二年間は行われていなかったということです。ですから、
○筆坂秀世君 今度の事故の教訓の一つとして、私は、先ほども鉄道局長も言われていましたが、普通鉄道構造規則、この改定を検討すべきじゃないかというふうに思うんです。この構造規則というのは、勾配であるとか曲線の半径であるとか運転速度であるとか等々の基準を定めて、線路を整備し、管理していく上でのいわば根幹をなす基準ですよね。 この規則を見ますと、例えば最小曲線半径というのは時速七十キロ以下で百六十メートル
○筆坂秀世君 まず最初に、営団地下鉄の事故について伺います。 この事故の犠牲になられた方々に対しては、本当に心からお悔やみを申し上げ、お見舞いを申し上げたいと思います。 こうした事故が起こったときに、原因を徹底的に究明するというのが再発を防止していく上で当然の大前提であります。ところが、私は、この間の報道で見る限り、営団の姿勢にはいささか問題があると。例えば、これは事実かどうかまだわかりませんが
○筆坂秀世君 これは政治的圧力などということとは関係ないんですよ。 昨日来の答弁を聞いていると、会務を総理するのがどういう意味か、これは非常に微妙でよくわからないと。だったら、一体どうやって国家公安委員長が務まるんですか。毎週やっとるんでしょうが。よくわからないで務まると。そんな無責任な発言ありますか。 では、この事案について国家公安委員会でやったときに、どういうあなたは発言されたんですか。
○筆坂秀世君 国民の怒りがおさまっていない、国民は納得していない。これはやはり正しい処置がされなかったからなんですよ。 本来、国家公安委員会というのは国民の良識を代表する機関、つまり国民の良識、常識に照らして判断する機関なわけです。そういう組織なわけですよ。それが国民の常識から外れたことをやっている。そして、警察庁長官もそういう判断を下したし、そして国家公安委員会も国家公安委員長もそれをいわば了とした
○筆坂秀世君 日本共産党を代表して、質問いたします。 まず、国民の怒りが文字どおり沸騰している警察の不祥事とその後の措置についてただしたいと思います。 新潟県警に特別監察に入った関東管区警察局長が、監察はしないで任務放棄して、観光地を訪れたり温泉宿でマージャンに興じていたと。いわば空監察をやっていた。それが何の処分もない。あるいは、うその発表をし、捜査の指揮を放棄した新潟県警本部長は減給だけ。私
○筆坂秀世君 恐喝容疑で逮捕された日栄の社員だった和田、新井という人物が、目ん玉を売れだとか腎臓を売れだとか、こういう脅迫的な言葉を使ったという事実は認めているんですか。
○筆坂秀世君 簡単でいいですから。
○筆坂秀世君 まず、貸金業者としての一般的な認識について聞きたいと思うんですが、目ん玉を売れだとか腎臓を売ってでも返せというのは、これはもう貸金業規制法に違反する不当な行為だと、当然のことですけれども、まずそういう認識を持っているかどうかを伺いたいと思います。
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました斎藤十朗議長不信任決議案に賛成の立場から討論を行うものであります。 斎藤議長が昨年七月三十日、第百四十三国会で議長に選任された際、「まことに身に余る光栄であり、心より皆様に御礼申し上げますとともに、その責任の重大さを痛感いたしております。この上は、公正無私を旨として、議院の正常かつ円満な運営を図る」と言明されました。我が党は、この言明
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表して、日の丸・君が代を国旗・国歌とする法案について、総理に質問いたします。 まず、ただしたいことは、政府が言う国民的定着論についてであります。 言うまでもなく、今問われているのは日の丸・君が代を国旗・国歌として今国会で法制化すべきか否かです。この点で、法案が国会に提出されて以降どうでしょう。法制化に反対する声は日増しに高まり、先日も学者、文化人、宗教者等々、広範
○筆坂秀世君 私にも御質問がありましたので、私お答えしたいと思うんです。 G8が結局どういう七項目の、これは高村さんも行かれたわけだけれども、この中の一つにこういうのがありますでしょう。国連安保理決議に基づくコソボ暫定統治機構の設置ということが入っておるでしょう。結局、空爆をやったけれども、人道上の惨禍を食いとめるどころか、ますます拡大したわけですよ。そこで初めて国連に提起するということになったわけです
○筆坂秀世君 今、総理も言われたように、G8の七項目の声明でも政治的解決ということがうたわれている。そして、今、総理も何とか平和的解決ということを言われました。しかし、このG8の七項目の声明には空爆の即時中止というのは入っていないんです。政治的解決というのは、これはいわば平和的解決のことであります。一方で政治的解決を言いながら、他方では空爆は続行、拡大するというのでは、これはいわば自己矛盾であります
○筆坂秀世君 私、昨日に続いて質問いたします。 昨日は憲法問題、周辺地域問題を中心に伺いましたが、きょうはまず最初に、アメリカ主導によるNATOのユーゴスラビア空爆問題について伺いたいと思います。 三月二十四日にNATOの空爆が始まって以来、既に五十日が経過をいたしました。この結果は、コソボ紛争、コソボの事態が解決に向かうどころか、空爆のさらなる激化と紛争の泥沼化、この一途をたどっています。難民
○筆坂秀世君 だから、何ですか。何の反論にもなっていないじゃないですか。まさに戦争に巻き込まれるということじゃないですか、それは。 総理、答えなさい、今の質問に。
○筆坂秀世君 要するに、あなた方の議論というのは、一体化しているかどうかという基準なんです。そんなことを言っている国がどこにありますか。日本だけですよ。ガイドライン法案でやろうとしているのは兵たんでしょう。これは武力行使の一部だということなんです。一体化以前の話なんですよ。 あなた方の言うのは、日本がやろうという兵たんというのは、後ろの方でやる、戦闘区域外でやる、だから一体化していない、憲法違反じゃないということなんです
○筆坂秀世君 私は、日本共産党を代表してガイドライン法案について質問いたします。 このガイドライン法案が総理の訪米の手土産として衆議院で強行して可決された。このやり方自体私は大変論外だと思いますけれども、同時に、この法案の重要な問題点というのが、衆議院の論戦を通じて肝心なところは明らかにされていない。例えば、戦争を放棄した国の自衛隊が海外でアメリカの戦争の手伝いをする、これがどうして憲法上許されるのか
○筆坂秀世君 合わせて三十七件ですね。 その中に千歳基地での曲技飛行、これが八月七日から九日に行われています。事前訓練として七日から八日、本番として九日ですね。いずれも一日に約一時間かけた予備訓練そして本番が行われています。ここは、もう御存じのとおり基地と民間の新千歳空港、これが隣り合わさっている、非常に近い距離にあります。 この訓練というのは、基地から半径五キロの円内真上の空域で行う。高さが大体十五
○筆坂秀世君 まず最初に、ブルーインパルスの展示飛行、曲技飛行について伺います。 ブルーインパルスというのは、御存じのとおり航空自衛隊第四航空団十一飛行隊の愛称です。このブルーインパルスというのは展示飛行あるいは戦技の研究等を行っています。この戦技の研究というのは、実際に戦闘を行うことを想定して、究極状態で戦闘機の特性やあるいは技量の向上を図っていくという目的で行われるものです。これは大変危険な飛